
介護の仕事って、やりがいは大きいのに「年収って実際いくらなんだろう?」と気になりますよね。
求人票の月給は良さそうに見えても、夜勤やボーナス、手当を入れるとどうなるのか、逆に手取りはどれくらい残るのか…想像しづらい部分も多いんです。
この記事では、厚生労働省の調査(令和6年度 介護従事者処遇状況等調査など)を中心に、介護職の年収の「現実」を一緒に整理します。
施設別・資格別の差、全産業平均との差、今後の改善見込みまで、できるだけわかりやすくまとめました。
読み終える頃には、今の自分の位置と、年収を上げるための選択肢が見えてくるはずですよ。
介護職の平均年収は「常勤で約406万円」が目安なんですね
結論から言うと、介護職(介護士さん・介護福祉士さんなど)の年収は、常勤で平均約406万円がひとつの目安なんですね。
これは厚生労働省の「令和6年度 介護従事者処遇状況等調査」で示されている、常勤の平均月給(338,200円)などをもとにした水準です。
一方で、非常勤の介護職さんは平均年収が約235万円というデータもあり、働き方で差が出やすいのが現実かもしれませんね。
そしてもうひとつ大事なのが、介護職の給与はここ数年で上向きなんです。
処遇改善加算の影響で、賃上げが続いていると言われています。
さらに令和8年度(2026年度)の介護報酬改定で+2.03%改善予定という見込みも出ていて、今後も少しずつ良くなる期待があるんですね。
「低い」と言われがちな理由と、数字がブレる仕組みがあるんです
全産業平均より低めに見えるのは、比較の土台が違うからかもしれませんね
介護職の年収は、全産業平均(約460万〜546万円)と比べると低めと言われやすいです。
これって気になりますよね。
ただ、ここには「比較の土台」が混ざっている可能性もあるんです。
たとえば介護業界は、夜勤の有無、常勤・非常勤、施設形態、資格、勤続年数で年収が大きく変わります。
つまり、同じ「介護職」でも収入のレンジが広いんですね。
月給は「手当込み」で見ないと実態がズレやすいんですね
介護職の給与は、基本給だけでなく、夜勤手当・資格手当・処遇改善の配分・ボーナスなどが合算されて成り立っています。
だから求人票を見るときも、何が含まれている月給なのかを見ないと、実態とズレやすいんです。
厚生労働省の調査では、常勤の平均月給が338,200円(前年比+4.3%)とされています(令和6年度 介護従事者処遇状況等調査)。
この「月給」には各種手当が含まれている前提なので、手当が薄い職場だと同じようには届かないこともあるかもしれませんね。
施設形態で差が出るのは「夜勤」と「配置」の影響が大きいです
施設介護は夜勤が入りやすく、手当で年収が上がりやすい傾向があります。
一方、通所(デイサービス)中心だと夜勤がない分、年収が伸びにくい…という構造もあるんですね。
どちらが良い悪いではなく、ライフスタイルに合わせて選ぶ話になってきます。
最新データでも「上がっている」流れは確認できるんですね
民間のまとめ情報でも、厚労省統計をベースにした数値として、令和7年(2025年)の賃金構造基本統計調査に関連して、施設介護388万円、訪問介護382万円といった推計が紹介されています(求人系の集計で紹介されることが多いです)。
数字に多少の差があるのは集計条件の違いもありますが、少なくとも「大きく下がっている」状況ではなく、改善傾向が読み取れるのは安心材料かもしれませんね。
介護職の年収が変わるポイントは「施設・資格・夜勤・働き方」なんですね
常勤と非常勤で、年収の景色が変わります
まず大きいのが働き方です。
常勤平均年収:約406万円に対して、非常勤平均年収:約235万円という差が出ています(令和6年度 介護従事者処遇状況等調査など)。
非常勤の介護職さんは、勤務時間を調整できるメリットが大きいですよね。
ただ、年収を上げたいなら、どこかのタイミングで常勤化や勤務時間の拡大を検討するのも現実的な選択肢になりそうです。
施設別の目安:夜勤ありは高め、通所は控えめになりやすいです
施設形態ごとの年収目安は、次のような傾向が示されています。
- 特養(介護老人福祉施設):約418万円
- 老健(介護老人保健施設):約407万円
- 訪問介護:約378万円
- 通所介護:約331万円
夜勤がある施設ほど年収が上がりやすいのは、イメージ通りかもしれませんね。
ただ、訪問介護は移動・件数・加算の取り方などで差が出やすく、事業所の設計次第で伸びる余地もあると言われています。
資格別の目安:介護福祉士で上がりやすく、次の一手も見えてきます
資格でも差が出ます。目安としては、次のようなイメージです。
- 介護福祉士:年収約420万円
- 実務者研修:月給約327,000円
- 初任者研修:月給約325,000円
- ケアマネジャー:年収約450万円
- 社会福祉士:年収約398万円
「介護福祉士を取ったらどれくらい変わるの?」って気になりますよね。
データ上も、介護福祉士さんは平均が上がりやすい傾向が見えます。
さらにケアマネジャーさんへステップアップすると、450万円超が見えてくるケースもあるんですね。
男女・年代でも差はあるけれど、伸ばし方はあります
男女別では、男性427万円・女性395万円という目安が示されています。
年代別では、30〜39歳で約420万円、40〜49歳で約400万円超という水準が紹介されています。
もちろん、これは平均なので「私はもっと低い…」と感じる方もいるかもしれません。
ただ、平均は平均で、どの条件を選ぶと上がりやすいかを知る地図として使うのが良さそうです。
手取りは「7〜8割」が目安で、想像より減ることもあります
年収や月給の話をするとき、忘れがちなのが手取りですよね。
目安として、月給29万円の場合、手取りは20〜23万円(7〜8割程度)と言われています。
社会保険料、税金、住民税、場合によっては組合費などが引かれるので、「額面は悪くないのに苦しい…」となりやすいんです。
ここは本当に、わかりますよね。
年収のイメージがつかめる具体例を3つ紹介しますね
例1:特養で夜勤ありの介護職さんは、平均418万円が目安です
特養は、施設別の目安で約418万円とされています。
夜勤が入ることが多く、夜勤手当が年収を押し上げやすいんですね。
たとえば、夜勤回数が月4〜6回の職場だと、夜勤手当だけでも月数万円の差になりやすいです。
「体力的に不安だけど、収入は上げたい」という介護職さんが、特養を候補に入れるのは自然な流れかもしれませんね。
例2:通所介護(デイサービス)中心だと、平均331万円が目安です
通所介護は約331万円が目安とされています。
夜勤がない分、生活リズムが整えやすいのは大きな魅力ですよね。
ただ「年収を上げたい」という目的だけで見ると、夜勤手当がない分、同じ努力でも伸びが緩やかに感じることがあるかもしれません。
その場合は、役職手当がつくポジションを狙う、送迎・相談員業務など職域を広げる、資格で底上げする…といった工夫が現実的なんですね。
例3:訪問介護は平均378万円、事業所次第で差が出やすいです
訪問介護は約378万円が目安です。
施設より少し低く見えることもありますが、訪問は「移動」「件数」「加算」「サービス提供責任者(サ責)などの役割」で差が大きくなりやすいと言われています。
人間関係のストレスが少なめに感じる方もいて、「自分のペースで働きたい」介護職さんには合うことも多いですよね。
一方で、天候や移動、キャンセルの影響もあるので、働きやすさは事業所の設計次第…という面もあります。
例4:介護福祉士→ケアマネで、450万円超が見えることもあります
資格での伸び方のイメージとして、介護福祉士さんは年収約420万円が目安です。
そしてケアマネジャーさんになると年収約450万円が目安として挙げられています。
「現場が好きだけど、将来の収入も不安」という方は多いですよね。
もしかしたら、現場経験を強みにして相談・計画側へ回るのは、ひとつの安心材料になるかもしれませんね。
介護職の年収は「平均406万円」。でも伸ばし方はちゃんとあります
ここまでを整理すると、介護職の年収の現実は次の通りです。
- 厚労省調査ベースで、常勤の平均年収は約406万円
- 非常勤は約235万円が目安で、働き方で差が大きい
- 施設別では、特養418万円など夜勤ありが高め、通所は控えめ
- 資格別では、介護福祉士420万円、ケアマネ450万円が目安
- 手取りは額面の7〜8割程度になりやすい
- 処遇改善加算で賃上げが続き、2026年度の報酬改定でも改善見込み
「介護は稼げない」とひとことで片付けられがちですが、実際は条件でかなり変わるんですね。
だからこそ、私たちも平均だけに振り回されず、自分の働き方でどう設計するかを考えるのが大事になってきます。
不安な気持ちがあるなら、次の一歩を小さく踏み出してみませんか
年収の話って、現実的だからこそモヤモヤしますよね。
「今の職場で頑張っても上がらないかも…」と感じる方もいるかもしれませんね。
でも、介護の収入は施設形態、夜勤、資格、役割で変えられる余地があるのも事実なんです。
きっと、今の経験は無駄にならないですよ。
もしよければ、まずは次のどれか一つだけでも一緒にやってみませんか。
- 今の給与明細で、基本給・手当・処遇改善・賞与の内訳を確認する
- 「夜勤あり/なし」「特養/老健/訪問/通所」で、年収レンジをざっくり比較してみる
- 介護福祉士やケアマネなど、次の資格のルートを調べてみる
大きく人生を変える決断じゃなくて大丈夫です。
小さく情報を集めるだけでも、「私でも上げられるかも」という感覚が戻ってくることって、意外とあるんですね。
私たちも一緒に、納得できる働き方を探していきましょう。